

愛おしいほどの心地よさを追求したら、
トラディショナルな空間に辿り着きました。
愛しき庵
それは人を包むと言う意味に於いて、
洋服と同様です。
シンプルで着心地が良く素材や縫製がしっかりしている事、シルエットが美しく見える事、
それらを満足した物を体に馴染ませてこそ愛着が生まれます。
IORIは素材を選び、形を整え、しっかりと組み合わせ、奇をてらわず、
愚直に、基本的な事柄をしっかり押さえた家です。
自分が心から愛せる家造りをクライアントと共に行いたいと考えています。


おうち時間を楽しむ
ENJOYING TIME AT HOME
キッチン背後のカウンターをキッチンと同じ高さのカウンターをバーカウンターとし、料理をしながら、または食後のちょっとした時間をゆったり楽しむための場所。

コロナ禍で多くの方々が、苦しい思いをしていらっしゃると思いますが、コロナによって自らの生き方や、生活スタイルを大きく見直す切っ掛けとなったとも言えます。
アフターコロナを見据えて、住宅の中にそれぞれのスタイルで心安らぐ場所を設けることこそこれからに住宅に必要な要素かも知れません。

掃除が楽
EASY TO CLEAN
南の大開口は深い軒に保護され、日射を避け、雨からも保護され高性能木建具も OK。土間床は薪ストーブと相性ピッタリ、掃除も楽だし、冬温かく夏ひんやりは愛犬のお気に入りの場所になる事でしょう。

住宅は建てた後、なるべくメンテナンスに手間が掛からない素材や建材を選びたい物ですが、掃除は欠かせません。
例えば、この画のように薪ストーブを設置すると、その掃除の時の灰や炭が落ちても、タイル等の仕上げなら掃除が楽ですし、ペットを飼っているお宅ならスベり難いタイルはおすすめです。ペットは季節や時間でお気に入りのポジションを見つけ出す事でしょう。

家事が楽
EASY TO DO HOUSEWORK
家事が楽と言う計画目標に忠実に考えれば、この平面のような計画になるが、展開図にしてみるとおうち時間を楽しむ空間に冷蔵庫が出てきて、雰囲気を損なうし、クローゼットから直接物干しにいけるのは便利だが、周辺環境を考えるとその為に全体に影響が及ぶのも考え物。

このPlanは日常の家事動線を最優先に考えれば、多くの面で合理的です。料理をする、洗濯をする、洗濯物を干し、取り込み収納すると言った家事の流れを無駄の無い動きで可能にします。

上記を考えて、この平面にしようか?住宅の設計はこの様な試行錯誤の繰り返しです。
このPlanはPlan Aでキッチン側にある冷蔵庫をランドリースペース側へ
移動する事で、バーカウンター廻りを広々とスッキリさせる事で、生活感を消し、おうち時間をカフェで過ごすかの様な設えに。
この様に面積は同じでも、日用家電や什器の配置の違いで、機能も使い勝手も大きく変わります。

片付けが楽
EASY TO PUT AWAY
平面が固まった段階で、クローゼットや納戸に持ち物が収まるか、実施設計が完了する前に確認して置きたい物です。仮に私の持ち物を配置して見ると、納戸の中に靴までは納まりきらず、新たにシューズボックスが必要そうです。この段階で、断捨離を実行して持ち物を処分する決断も必要です。


親しい人たちとの
時間を楽しむ
ENJOYING TIME AT HOME
デッキにタープを張り、休日は楽しいデイキャンプを楽しむ場所。

コロナ禍ですっかり友達と会う機会が減ってしまった事でしょう。親しい人達と過ごす時間が、いかに尊いか改めて実感している人も多いのでは無いでしょうか。家の中にそうした場所が有ると、人生に潤いを与え心穏やかに過ごせる気がします。