ようこそ、MF設計工房へ。長く住める良質な住宅を安心価格で手に入れるためのパートナーでありたいと思います。長期優良住宅の取得には建築主の方だけでなく、工務店の方々への協力も致します。

仕上材

仕上材について

体にやさしい住宅を仕上の面から考えてみましょう。

壁仕上げ

今、住宅で最も多い壁の仕上は石膏ボードの下地にクロス貼りでしょう。安価であると同時に、施工のし易さなどの面から選択されている場合が多いと思います。

しかし、体にやさしい、内装仕上げとはどの様なものか、どの様な性能が必要かまずは壁について考えました。

意匠性

これは何方でも、最初に気になる所でしょう。一生に一度か二度の大きな買い物ですから、少しでも見栄えの良い物にしたいのは当然のことです。つまり住む人の心にやさしいといったところでしょう。やはり人気なのは、左官系の珪藻土や漆喰と言ったところででしょうか?

私は、ポイントで木材の仕上も悪くないと思います。全部木材だと野暮ったい感じになりがちなので、使用場所を考えて、効果的に使うと、とってもいい感じになると思います。

シンプルでスッキリと見せたいなら塗装仕上げと言う手も有りますが、これはショップや美術館の内装のようなクール、シャープと言った言葉で表現出来るような空間にしたい場合に向いています。

調湿性能

日本は、夏場非常に湿気が多いので、壁に調湿性能があると、快適に過ごせそうに思えます。

しかし、これは夏場に、窓を開けている状態で快適な湿度になることを望める分けでもないし、ましてや、窓を閉め切ってエアコンを使っている状態では、どんな壁でも、大差は無いでしょう。

それより、飽和水蒸気量が少ない低温下の冬場においては、押入の中の湿気や、居室で発生する湿気を吸収して、空気層が6㎜のペアガラスではガラス面に結露が発生してしまうような環境下でも、結露防止に繋がることもあるようです。

さらに、土塗り壁を施しその外側を断熱材で覆うような外断熱工法で施工すれば、性能表示基準で設置が要求されている防湿層が必要なくなります。つまり、耐久性能を損なうおそれのある躯体内結露の発生のおそれがないからです。

この工法で、高断熱化すればば理想的な外壁が出来上ります。

防音性

防音性は、遮音性と吸音性のバランスで快適性が変わります。例えば住戸外の音が室内に入り難くするためには、遮音性の高いサッシを使ったり、比重の高い材料で構成された外壁(コンクリートの外壁と木造の外壁では面積当りの重さはコンクリートの方が重いので遮音性は高い)を使用することで、遮音性は高くなります。

木造の外壁においても、グラスウール充填断熱とセルロースファイバー充填断熱の比較でセルロースファイバーが防音性に優れているとの記述がいろいろなメディアに記載されていますが、これは充填する比重の問題でセルロースファイバーは55kg/m3程度これに対しグラスウールは16~24kg/m3程度なのでセルロースファイバーのほうが遮音性は当然高いと思われます。

しかし、吸音性の面から見るとセルロースファイバーが有利だとするデータは見たことがないので、トータルな防音性の面からセルロースファイバーの優位性を上げる事は出来ないように思います。

大切なのは、どの様な断熱仕様であっても、適切な吸音部分を設置することが必要と考えます。特に吹き抜けで大きな空間がある場合には遮音と吸音を意識しながら設計することが重要だと考えます。

防火性

木造住宅で準防火地域や防火地域に建築するときには、皆さんそれなりに注意深く設計されていると思われますが、単に基準法の22条地域内においては火気使用室のとき意外は余り意識せずに設計されているように思われます。

性能規定が導入されて以来、外壁材は使用する材料ごとに外壁の構成が決められていて、その構成以外は防火構造や準防火構造として認められません。
また、準防火構造として認定を受けている材料は非常に少なく、ほとんどが防火構造として認定を受けている為か、多くの外壁材料が内装の部分に石膏ボードを設定しています。

この部分に不自由さを感じます。仕様規定時代より帰って不自由にさえ思えます。そんな中でも内装を自由にしてくれる、材料は貴重な存在です。メーカーの方々には、準防火構造でよいので、使用材料の選択肢が増えるような材料の開発と言うか、認定申請の方法をお考えいただきたいと思います。

基準法が準防火構造を要求していて、建築主が納得しているのなら、防火構造にする必要は無いと思うのです。それよりは内装仕上げの選択肢を広げていただいた方が、建築主にも我々設計者にも有意義だと思います。

蓄熱性能

蓄熱性能の高い壁は、室内環境を安定させてくれます。例えばRC造の地下室は夏場に冷房無しでも、ひんやりしています。これはRCの壁に体温が移動する為に感じる現象だそうです。この様に温度が高い方から低い方へ空気を介さずに熱が伝わる現象を利用した冷暖房が輻射冷暖房です。主に壁の中を冷温水を流す等の方法で行ないます。

室内に蓄熱性の高い材料例えばコンクリートやモルタル、土塗り壁等を使えば少ないエネルギーでより快適に過ごせる室内環境を造ることが可能です。

とは言え、木造住宅において、50~60㎜のコンクリートやモルタル、土塗り壁で仕上ることは容易では無いですが、ある材料を左官材に混ぜて、石膏ボード12.5mm程度塗るだけで、石膏ボード5枚分約60㎜と同等の蓄熱性を確保できる材料が在るのです。

これからの住宅は高断熱高蓄熱だと考えています。その為には、そのような材料を積極的に採用したいと考えます。その材料は・・・また別の機会に

強度

内装材に仕上げ材としての強度だけでなく、耐力壁としての強度を持たせる必要がある場合があります。例えば、新耐震基準以前(昭和56年以前)の建築を耐震補強する場合や性能表示制度上の耐震等級で上位等級確保のために準耐力壁として、計上する場合等です。

耐震補強のために内装材で補強することは、許せるとしても、新築で耐力壁を基準法レベル程度しか取らずに、準耐力壁で残りをカバーして性能表示制度上の耐震等級で上位等級確保するような設計方法には、違和感を覚えます。

私たちの方法は新築の場合、耐力壁のみで2等級を確保することを標準と考えていますので、より安全です。

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